夕方電話があった。叔父が脳出血で緊急入院
している。
母の弟だ。
弟からの電話だったが、彼とぼくは
やけに落ち着いていた。
数日前に従姉妹、つまり叔父の娘の一人が
ぼくらのところに来た。
彼女は最近いまのままの状態が(何であるかは
特定していなかった)いいことだとは思わない。
変化をする必要があると思うが、なかなか前に
進まない。 そんなことからいくつかの相談が
あった。
ぼくらの両親、特に母方は家族の課題があることが
よくわかってきていた。
武家を先祖に持ち、体面を重んじ、厳しい家系だ。
それが時とともに、その残骸の部分である体面
だけが残ってしまっていたような気がする。
2002年はぼくが、2003年には母の妹の長男である
ぼくの従兄弟が、そして今日は母の弟が、全て
脳出血になっているのだ。
去年の夏にも従姉妹たちに、親と向き合うことに
ついて話をしていた。
弟は叔父の入院する病院にいき、その話を改めて
してきたという。
叔父は家族をまとめるために、この選択をしたのだと
思った。
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