雨が降り出すなか、夜に自動車で
でかけた。
道を曲がると停車していた車を
かすってしまった。
かなり近いと思っていたけど、まさか
触れていたなんて。
相手のドライバーはすこし不機嫌だった。
ぼくは、相手の停車が右より過ぎて
いることにも気が付いていた。
相手のドライバーがなにかの時には
連絡するから連絡先をといった。
ぼくは実は事故は初めてでどうしたら
いいのかわからなかった。
ただ、こういう場合には警察と保険会社に
連絡はしておいたほうがいいと思った。
相手の人たちは急がれていたようだった。
申し訳ないと思ったけれど、自分でどうして
いいのかわからないので、そのときの最善
の行動をとった。
警察が来て事故証明を作成した。
相手の方たちはとても真摯なかたたちだった。
警官もあまりにも小さい事故で「あらあら」と
いう感じをもたれていた気もする。
その場でなんだかこれは「他生の縁」かもしれない
と思った。
以前の自分なら、あせりまくり、そしてただ、
「事故」を起こしてしまったことをひたすら
悔いていただけだったろう。
そしてあとになっても「あんなことをしてしまった」
と。
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