開頭はせずに右大腿部からカテーテルを
いれて、後頭部の破れた動脈瘤を埋める
エンボリゼーションとうものだった。
脳幹に近いところであったことと、それを対処できる
ドクターがいたからだった。
執刀医が「安心しなさい。絶対に助けてあげるから」という
言葉をくれて臨んだそうだ。
ぼくほ今日を2度目の誕生日と呼んでいる。
人間が肉体をもって生きていくことは本当に精妙で神秘と
奇蹟に満ちていると思う。
母の変化は著しく、話をしていることが楽しそうだ。
弟の奥さんのお父さんの変化も大きいと聞いた。
3年前と比べて家族がどれほど大きく変化したねと
弟と話をしていた。
かといって、日常では腹もたて、そしていらいらもしている。
今日もそうだ。
ただ、そうしたあとで、それがどこから来ているのか、
なぜなのと問うて、早く手放せるようになってきていることは
実感としてある。
夕方空の色が変わってもくもくと暗くなった。
そして歩いていると雨がふり土砂降りになった。
かさはもっていたけど、盛大にぬれた。
なんだ気持ちが良かった。
そして空気がきれいになった。洗われた。
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