昼間に雨が降った。夕方には止んだ。
寒くはなかった。街の空気、におい、
景色が一変した。
これはなんだろう。
夜には風がふき、三日月を雲が隠したりしている。
弟のところで奥さんがかぜで子供4人をおいて早く寝て
しまったそうだ。一番下はもうすぐ一歳で、ないたり
わめいたりしていて、2年生の長男が手におえなくなって
「パパ大変だから早く帰ってきて」と携帯に電話をしたそうだ。
この話を聞いて思い出したのは、いい子を演じていたぼくは
相当大変なときしか親に甘えたり呼んだりしなかったことだった。
逆にたまに自由になるとわくわくしていたということも思い出した。
親に気をつかっていたから、気を遣わないでいることができる
状況は軽くて好きだったのだと思う。だから全寮制の学校に
行きたいとも小学生のころから思っていた。
ラベルはがしをしていこうともう。
何かをわかるために束ねてラベルをはることはあってもその
逆をしたことはなかった。
前者の方が人に話すにも理解するにもわかりやすいと思った
からだ。それはそれとしてある。でも、個は個であり、そのラベル
によって固定した観念をもったりすることもある。
もっと自由に。付け替えではなくて、色や厚さや大きさをかえて
いくのかもしれない。それもいつでも自由に。
振り子の触れを統御できるということかな。
もうひとつ。「借金的な観念」を変えるということに気が付いた。
これも手放す。
昼の雨の波止場。
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